こんにちは。佐藤です。
今回は、「美容室の裏側」を・・・??
デフィに勤めるようになって、ビックリしたのは膨大な数の『ウィッグ』←練習用の『頭』です。
私は、密かに【ブッキーちゃん】と呼んでいます。
朝一番・・・誰もいない真っ暗なスタッフルームで・・・映画「リング」の「貞子」みたいに目が合った(様な気がした?)ときは、かなりギョッとしました「不気味」な【ブッキーちゃん】です。
いまだに、ソコにあると知っていても、特に独りのときはコワイです。
某専門学校では、窓際に【ブッキーちゃん】を置きっぱなしにしてはいけないそうです。近隣住民から苦情がくるからです。夜、窓際に佇んでいたら・・・確かに怖い!?
デフィの店内には【ブッキーちゃん】専用の収納スペースがあるのですが、あっという間に入りきらなくなってしまいました。溢れた彼女たちは、営業中、スタッフルームや店内(外?)のドコかに隠されています。
専用収納スペースには配電盤があって、毎月、管理人さんが電気メーターのチェックに来ます。
初めてのチェックの日・・・扉を開けたら、ソコに、さらし首のように並んでいる彼女たちに息を呑んでいましたし、あるときは、扉を開けたとたん、ドサドサと雪崩のように彼に襲いかかってしまい、目を丸くして驚いていました。
おじさぁ~ん、ゴメンナサイ!
【ブッキーちゃん】は、人毛&土台の顔はプラスティックでできています。
原油高騰のあおりを受けて値上がりしそうで、練習に励むアシスタントたちは凹んでいます。
カットはもちろん、カラー、パーマ・・・何回も何回も、カリキュラムに沿ってすべてみっちり練習します。
そして、試験に合格して、ようやくモデルさんでの練習デビュー!
初めてモデルさんを切るときは、相当緊張するそうです。緊張のあまり、自分の指を切っちゃったり(T_T)
ある日の朝一番の店内。前夜も、遅くまで練習をしていたようです。終電間際で、慌てて帰った?
みんなみんな、【ブッキーちゃん】のお世話になってスタイリストになります。
ありがとう&ご苦労さま・・・そう思えば、暗がりの彼女たちも、そんなに怖くない??